(・ω・)/2021年春、海老名駅横に開館する「ロマンスカーミュージアム」。
いつかは来る博物館開設の日に備えて小田急では多くの車両が保存されていましたが、やはり全て収蔵するというのは不可能だったようでその内のいくつかは解体されてしまいました。
今回はその解体された車両たちをおおよそまとめてみました。
10000形サハ10003
「HiSE」全4編成中、一番最後まで現役だった第1編成の9号車です。
作者が訪問する数日前までは同編成1号車だったデハ10011もいました。
2012年3月の引退後にデハ10011+サハ10003+デハ10001(11号車)の3両に短縮され保存されていましたが、2017年7月にデハ10001のみを残して解体されてしまいました。
一連の小田急保存車解体はこれが先駆けとなりました。
別角度より
3100形サハ3225
「NSE」の中で最末期まで現役だった第7編成の7号車です。
1999年7月の引退後デハ3221(11号車)+デハ3222(10号車)+デハ3223(9号車)+デハ3224(8号車)+サハ3225+デハ3231(1号車)の6両に短縮されて保存されていましたが、先頭車2両と喫茶室付きのデハ3223を残して2017年10月に解体されてしまいました。
デハ3222、3224も作者の訪問する数日前まではいました。
車番
20000形デハ20301
「RSE」第1編成の1号車だったものです。
こちらも2012年3月の引退後、デハ20001(7号車)+サハ20151(4号車・2階建て)・デハ20301(別々で置かれていた模様)の3両で保存されていましたが、先頭車は1両でよい、とのことで2017年11月にデハ20301のみ解体されてしまいました。
別角度より
ドアップになっているのはお気になさらず。
7000形デハ7803
「LSE」第3編成の1号車です。
「GSE」第1編成が投入されたのに伴って運用を離脱し、中間車は早々に解体されましたが、デハ7003(11号車)とこのデハ7803の2両はとりあえず残されました。
そのまま片方塗装を変えるなどして2両とも保存されるのかと思いきや、結局2019年2月にデハ7803は解体されてしまいました。
別角度より
右端に少し写っています。
1枚目の写真より数日前の撮影なので、まだ運転台が残っています。
2200形デハ2202
2200形第1編成の小田原方先頭車です。
1983年6月に引退した後デハ2201と共に編成で保存されていましたが、こちらも先頭車は1両で良い、とのことで2019年5月にデハ2202のみ解体されてしまいました。
ちなみにデハ2202は相方デハ2201と共に旧塗装で保存されていたのにも関わらず、解体時には真っ白なアイボリーとなっていますが、これは塗り替えた訳ではなく保存時の旧塗装がラッピングで再現されていたためです。
別角度より
なお相方デハ2201はロマンスカーミュージアムに収蔵される訳ではなく、SEが収蔵されていた庫に入りました。
海老名へ回送される直前の2600形クハ2670+9000形デハ9001+2200形デハ2201
3000形サハ3023+デハ3024
「SE」第3編成の2号車+3号車です。
1992年3月の引退後5両編成そのまま保存されてきましたが、2019年のファミリー鉄道展での展示後、2019年8月に中間車2両が解体されてしまいました。
ロマンスカーミュージアム関連の車両解体はこれが最後となりました。
サハ3023
喫茶室があった車両です。
当初は3両ある中間車の内これを残す予定だった模様ですが「中間電動車を残さなくてどうする」となったのかは定かではありませんが結局解体となりました。
車番
解体は非常に残念ですが、SEの連結面が見られる貴重な機会となりました。
デハ3024
車番
数々の車両が解体されてしまったのは残念ですが、博物館開設にはつきものです。
とりあえず、ロマンスカーミュージアム開館を楽しみに待つとします。
本日も小田急2200形デハ2202を見てきました。
— プラ民 (@Hamaru_pura) 2019年5月10日
ドアが開けられ、内装の解体をしているようです。
車体中央部には切断する際の目印も付けられています。
そして残念なことに、防音幕が閉められてしまい小田原線側からは見辛くなくなってしまいました…#小田急
※列車内より撮影 pic.twitter.com/pJSFN2Tb5E
↑作者のTwitterです。
終わり