(・ω・)/ついに・・・あの展示施設が開館しました!!
4月19日に開館したばかりですが、早くも訪問出来ましたので掲載しようと思います。
<目次>・モハ10 ・SE ・NSE ・LSE ・HiSE ・RSE
※2021年4月撮影
外壁は灰色がメインの比較的地味な感じとなっています。
チケットを買い、エスカレーターを1階へ降りていくと「ヒストリーシアター」に早速保存車が1両見えてきます。
モハ1形モハ10
小田急開業当時の車両です。
1927年製造、1959年に熊本電鉄に譲渡され1983年に小田急へ里帰りしました。
当ブログでは当車のロマンスカーミュージアム搬入直前の様子も掲載しています。
ちなみにモハ10と同じく小田急モハ1形として製造された車両は他にも残っており、モハ5、モハ7、モハ15だった物がそれぞれ現存しています。
説明板
前面部拡大
(この△1のサボってどう意味でしたっけ・・・各駅停車?)
サボ
稲田登戸駅は現在の向ケ丘遊園駅のことです。
車内に入ることは出来ず、外から見る形となります。
車内
運転台
車内にあった説明板
1983年に復元工事を受けた際に作成された物の様です。
よく残っていましたね。
反対側より
こちら側はスペースが無く、全体を入れて撮るのは難しいです。
モハ10の次は、建物の名前にもなっているあの車両たちが見えてきます。
ロマンスカーギャラリー
初代ロマンスカーSE、2代目NSE、3代目LSEの並びが撮れるようになっています。
館内の車両はこういった配置になっているようです。
1つずつ見ていきます。
3000形「SE」デハ3021+デハ3022+デハ3025
言わずと知れた初代ロマンスカーです。
ロマンスカーミュージアム開館前は現在位置から数十メートルしか離れていない専用庫に5両編成で保管されていましたが、2019年のファミリー鉄道展の際に屋外へと引き出され、その後大野工場へと回送され3両編成に短縮の上でロマンスカーミュージアムへ搬入されました。
説明板
列車愛称板と前照灯
保管庫時代と変わらず「乙女」が付いています。
デハ3021反対側より
デハ3022
電動中間車です。
SEでは唯一ドア付近のみ車内に入ることが出来ます。
デハ3022+デハ3025車内
デハ3021車内
デハ3021プレート類
デハ3022反対側より
デハ3025
こちら側は末期のSSE仕様で保存されています。
列車愛称板諸々
サボ
SSEが主に使用されていた「あさぎり」仕様になっています。
デハ3025反対側より
3100形「NSE」デハ3221+デハ3223+デハ3231
初めて展望席が設置された2代目ロマンスカーです。
ここへ来る前は喜多見検車区にて6両編成で保存されていましたが、3両に短縮した上で搬入されました。
NSEは珍しく小田急の外部にも保存車が存在しており、開成駅前にデハ3181が保存されています。
説明板
「えのしま」の列車愛称板を付けています。
NSEは現役末期幕式でしたが、保存にあたって板へと復元されました。
デハ3221反対側より
デハ3223
喫茶コーナーが付いていることから保存車に選ばれたようです。
喫茶コーナー
生憎中に入って間近で見ることは出来ません。
デハ3223反対側より
デハ3231
NSEの編成中では唯一ドア付近のみ車内に入ることが出来ます。
こちらは現役末期の幕式のまま残されていますが、ラストランの際に上から貼られたステッカーがそのまま残されています。
デハ3231車内
デハ3223、デハ3231車内
銘板
デハ3231反対側より
SEとNSEの間からHiSEを望む
7000形「LSE」デハ7003
今のところロマンスカーミュージアムにある車両の中では一番最近まで現役だった車両です。
現役時は第3編成の新宿側先頭車だった車両です。
説明板
幕
LSEは近寄れる個所が少なく妻面側が見えない他、車内にも入ることが出来ません。
10000形「HiSE」デハ10001
2012年に引退した後は喜多見にて3両編成で保存されていましたが、ロマンスカーミュージアム搬入にあたって先頭車1両のみとなりました。
長野電鉄に譲渡されて現役の車両も存在しますね。
説明板
幕
車内
デハ10001はドア付近のみだけでなく座席に座ることも出来ます。
展望席
展望席から見たSSEとNSE
反対側より
銘板
台車
連節仕様の台車が見られるのも面白いです。
台車の銘板
20000形「RSE」デハ20001+サハ20151
今のところロマンスカーミュージアムにある車両では最も新しい車両です。
2012年の引退後は先頭車2両と2階建て中間車1両が残されていましたが、ロマンスカーミュージアム搬入にあたって先頭車1両が解体されました。
富士急行に譲渡されて現役のものもありますね。
説明板
台車
車内
デハ20001も座席に座ることが出来ます。
運転台
反対側より
サハ20151
RSEの最大の特徴である二階建て中間車です。
車番
2階席
1階席
ドア付近のみ入ることが出来ます。
ステッカー類
反対側より
これでロマンスカーミュージアムにある保存車は全てですが、保存車好きなら是非とも見ておきたいものがもう1つあります。
運転シミュレーター
恐らくですが、デハ7003の相方であったデハ7803の運転台であった物と思われます。
7003編成の引退後デハ7003とデハ7803の両先頭車が残されたにも関わらず、保存されたのは結局デハ7003のみでしたが、当初デハ7803も残していたのはこういう意図があったからだったのですね。
ちなみに館内には、まだ1両入りそうなスペースがあります。
次に入るのは茶色いあれか、はたまた白いあれか・・・?
ちなみに小田急が保管していた保存車で、この他に2600形、9000形、2200形がありましたがそれらはSEが居た庫へと入りました。そちらは通常非公開です。
↑この保存車の場所はこちら
海老名駅直結です。
当面の間、入館には予約が必要となります。
終わり