※2022年10月撮影
秩父鉄道大野原駅と和銅黒谷駅の間にある貨物駅、武州長瀬駅に置かれている貨車の廃車体を見てきました。
テキ200形テキ218
昭和41年日車製、袋詰めセメントの輸送で使われていた有蓋車です。
足回り含め完全体で残っていますが、再塗装や横に階段が設置されていることから倉庫になっているように見えます。
所属会社の銘板
秩父鉄道所属で良さそうに思えますが、テキ200形は何故か国鉄所属になっています。
テキ200形テキ210(左)、テキ212(右)
どちらも昭和41年日車製です。
現役時代の塗装が残ったテキ200も留置されています。
テキ200形テキ216
こちらも昭和41年日車製です。
車番や「袋詰セメント輸送専用」の表記も見えます。
スム4000が3両まとまってありました。
いずれも昭和38年日車製、袋詰めセメントや一般の貨物輸送で使われた有蓋車で、車体のみの再利用です。
スム4000形スム4043
表記
スム4000形スム4030
スム4000形スム4027
4030と4027は物理的に表記が見えませんでしたが、この番号だとご教授頂きました。ありがとうございます。
ワキ800形ワキ831
昭和43年製で、車体のみの再利用です。
位置的に列車内からしか見ることが出来ず、ブレブレの写真になっています。
表記
テキ100形テキ114
昭和34年日車製、袋詰めセメントを輸送していた有蓋車です。
こちらはテキ200と異なり秩父鉄道所属だった車両です。
検査標記
テキ100形は昭和59年に全廃されたとのことで、この車両もその時期に廃車されたようです。
スム4000形スム4029
昭和38年日車製です。
車番
表記
DD512号機
平成10年日車製、武州原谷で入換機として使用されているディーゼル機関車です。
元々は室蘭にあった製油所の専用線で使われていたものが、2014年の路線廃止後に譲渡されてきたのだそうです。
D304号機
昭和42年日立製、DD512号機が来るまではメインで使われていた入換機です。
石灰石を積む貨車
石灰石を積み終わった貨車
機関車と連結して入換
デキ100形デキ105号機
昭和31年日立製です。
製造時の塗装に復元されています。
入換の途中で並んだDD512とデキ105
高架橋
かつて影森の三輪鉱業所から運んできた石灰石を運び入れるのに使われていましたが、今はそれが叶山鉱山からのベルトコンベアに切り替わったためこの高架橋は廃止になっています。
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