3年前に外から眺めた静鉄長沼車庫の保管車両を近くで見るべく、9/14・15に行われた公開イベントに行ってきました。
※2024年9月撮影
デワ1形デワ1
大正15年に日本車輌で製造された有蓋電動貨車です。
製造当初はデ10形デ10という番号だったそうです。
静岡清水線の貨物廃止後も工事用に残され、昭和57年に廃車となっています。
てっきり展示されるものと思って来ましたが、しっかり見るなら5月のイベントの方が良かったみたいです。
車番
ト1形ト2
昭和4年日車製、火力発電用の石炭輸送を運んでいた無蓋車です。
貨物輸送が無くなった後は保線用に使われ、現在は引退しているようです。
前回外から眺めた時の反対側を見ることが出来ましたが、こちらも5月のイベントの方がよく見られたようで・・・
反対側(2021年撮影)
車庫公開で見えた静岡側はデワ1と連結出来るようにバッファーとネジ式連結器が付いていますが、清水側は自動連結器になっている点が面白いです。
最近までこれとコンビを組んでいたト1(旧太子駅に移設)はト2と反対に連結器が配置され、2種類の連結器どちらによる牽引でも対応できるようなっていたそうです。
1000形クモハ1001
昭和48年東急製、1000形の第1編成静岡側先頭車です。
令和2年の廃車後、トップナンバーということもあるのか保管されています。
前回は塗装も残っていましたが、剥がされていました。
方向幕、車番



展示されていた部品類

1881年製レール
静岡鉄道長沼駅すぐ横です。
保存車両が見たければ、デワ1やト2を「展示する」と明記されている回に行くべし・・・(戒め)
この他にも留置車両がいくつか見られました。
1000形クモハ1008+クハ1508
昭和51年製、1000形の中でも最も遅く令和6年6月まで現役だった編成です。
1000形クモハ1011+クハ1511
昭和59年製、令和5年に引退した編成です。
3年前はラッピング電車でしたが、引退に先立ってラッピングは解かれています。


A3000形A3002・A3010・A3011
3010と3011の編成は中も開放されていました。

DMC1042
昭和57年マツヤマ製、MR-756という形式のモーターカーです。
平成9年に東急から譲渡されてきたものとのこと。
終わり
