凹凸プラ陳列館

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旧太子駅の展示貨車

※2024年9月撮影

旧太子駅

吾妻線の前身長野原線の終点に貨車が沢山保存されています。

 

ワラ1形ワラ1

昭和37年日車・輸送機工業製、ワラ1形のトップナンバーです。

17000両以上も製造されたうちの元祖です。

民営化前に廃車となって長く多度津で保管されていましたが、2023年11月に旧太子駅に移設されいつでも見られるようになりました。

多度津保管時代のワラ1

別角度

車番

足回り

ワラ1形が完全体で残っているだけで感動ものですが、ましてトップナンバーとは・・・嬉しいですね。

走行装置

検査表記

側面

反対側

別角度

ワラ1のみ他の貨車と離れたところに設置されています。

 

6000形ヨ6720

1960年代に製造された車掌車です。銘板が無く製造年、製造所は不明です。

廃車後は京都市北区大宮で保存されていましたが、公園整備で撤去されることになり2019年末に太子へ移されています。

車番

検査表記

別角度

車内

京都時代にストーブなどは撤去されています。

反対側

 

アント車両移動機 ANT15-W型 製造番号No.38040

貨車移動用の機械です。

銘板

1983年3月製とのこと。

 

大鉄ト100形ト111

昭和12年日車製、国鉄初の鋼製無蓋車ト20000形の同型車です。

個人保存されていたものが2019年に搬入されています。

製造年

床板は木製です。

反対側

 

茨交トラ1形トラ15

昭和41年東武杉戸工場製、元東武トラ1形トラ115です。

廃車後那珂湊に留置されていたものが2018年11月に搬入されています。

銘板

車番

社紋

反対側

 

トラ45000形トラ51862

1960年代初頭に製造された半鋼製無蓋車です。

廃車後は高松のJR四国の研修所にありましたが、施設移転に伴い2022年3月に移設されてきました。

車番

反対側

 

三井三池鉄道モーターカー

三池炭鉱の専用鉄道で使われていた保線モーターカーです。

三井化学専用線になった以降も残り、2020年の路線廃止時に太子へ搬入されています。

別角度

諸元表

反対側

 

静鉄ト1形ト1

昭和4年日車製の無蓋車です。

当初は静岡清水線で貨物輸送に使用され、貨物廃止後は保線用に使われていたようです。

2021年6月に無償譲渡され、太子へ来ています。

製造年

荷台

末期は保線用に使われていたこともあり、ホッパ車のような形状になっています。

足回り

シュー式の走り装置で、スポーク車輪を履いています。

連結器

今も長沼に残るト2と組み合わせてねじ式連結器と自動連結器どちらの牽引でも対応できるよう、両端で異なるものが付いています。

反対側

 

三井三池鉄道ハト37

三池炭鉱の専用線で使われていた無蓋車です。

専用線という事もあり、形式が独特なものになっています。

2020年の路線廃止に伴い太子に来ています。

車番

ハは「ハコガタ」の頭文字で無蓋車を示し、トは「トオ」で10t積みということを示す・・・らしいです。

荷台

反対側

 

三井三池鉄道ハト152

ハト36と同じく三池炭鉱の専用線で使われていた無蓋車です。

こちらも2020年の路線廃止に伴い太子へ来ています。

荷台

反対側

 

大鉄ワフ3

昭和28年日車製の有蓋緩急車です。

旧太子駅にある保存貨車では最も早く搬入されています。

説明書き

表記

製造年

反対側

 

大鉄ワフ2

同じく昭和28年日車製の有蓋緩急車です。

表記

反対側

1067mm軌間で軽便サイズの車体というのも面白いですね。

 

鉄鉱石搬出用搬器

太子駅の設置目的である群馬鉄山から鉄鉱石を運んでいた搬器です。

説明書き

 

ホッパー

旧太子駅の目玉展示です。

群馬鉄山操業時はここで鉄鉱石を積載していました。

閉山し駅も廃止になった後は土砂に埋もれていましたが、掘り返されて今に至ります。

有形文化財になっています。

説明書き

 

駅舎

旧太子駅が展示施設になる際に建てられたもので、中は展示室になっています。

サボ

この保存車等の場所はこちら

吾妻線長野原草津口駅から北に6.6kmです。

バスがありますが、本数が限られるため要注意です。

 

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