凹凸プラ陳列館

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閉館後の近江鉄道ミュージアムの保存車

(・ω・)/2018年12月8日の公開を最後に閉館してしまった近江鉄道ミュージアム

資料などは八日市駅に移されるようですが、保存車たちは残念ながら解体されることになってしまいました。
解体される前に一度でいいから見たい、というわけで彦根まで行ってきました。

※2018年12月、敷地外より撮影
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近江鉄道ミュージアム ※跨線橋上より撮影

彦根工場の一角に設けられていました。
随分と寂しい感じになりましたね。。。
訪問時現存していた車両を見ていきます。

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ED31形3号機
現在の飯田線の一部を作った会社、伊那電気鉄道が新製した機関車です。
1923年製造とのことで、既に90年以上経っている古典機関車ですね~
後ろに貨車を2両繋げていました。
近江鉄道ED31形の中で一番最後まで動いていたからか、状態は他と比べると良さそうです。
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車番
 
※2020年2月追記※ED31形3号機は製造元の東芝に引き取られ府中事業所へと陸送された模様です。よかった!
 
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ワ34形ワ34・ワ35
ただの有蓋貨車・・・と見せかけて元有蓋貨車の救援車とのことです。
前まではワフなど他にも有蓋貨車がいたようですが、訪問時はこの2両だけでした。
なお1月22日にワ35が、翌日にワ34がそれぞれ搬出されてしまったようです・・・
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別角度

 
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ED14形1号機
こちらは鉄道省が導入したアメリカ製の機関車です。
1926年に輸入されたとのことで、こちらもまた90年以上経っていますね~
こちらもまたED14形の中で一番最後まで動いていたからなのか、状態は良さそうです。
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銘板
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台車
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反対側より
 
※2019年3月14日追記※1号機は3月13日に解体場へと搬出されてしまいました…
つい最近まで全機現存だったものが、一気に全機解体へとなってしまいました…
 
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ED14形3号機
こちらは1号機と違い、2004年頃には廃車になっていたそうです。
まだ国鉄に居た時代に西武鉄道に貸し出されたこともあるらしいです。
西武を走ったことのある機関車が西武グループの会社に来た、というのは何かの縁ですかね。
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反対側
こちら側はなぜか車番の板が外されていました。
 
※2019年3月14日追記※3号機は3月12日に解体場へと搬出されてしまいました…
 
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ED14形4号機
後ろに2号機、手前に貨車が1両繋がっていました。
ED14形のラストナンバーです。
この号機だけ国鉄色に復元されています。
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車番

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反対側より

 
※2019年1月31日追記※4号機は1月29日に解体場へと搬出されてしまいました。。。

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ED14形2号機
訪問時はED14形の4両全車が揃っていたことになります。
今のところ全車保存という快挙を成しているだけに、どうにか全車どこかで残せないものでしょうか。。。
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車番
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反対側
聞いた話によるとED14形がかつて走っていた仙山線の沿線に移設しようという声があるそうで、ED14形の全廃回避は可能かもしれません。(参考)
 
※2019年1月28日追記※↑という風に思っていましたが、なんと2018年2月には断念されていたそうです。さて、こうなるといよいよ先が見えなくなってきましたね・・・ (参考)
※2019年1月31日追記※2号機は1月28日に解体場へと搬出されたそうです。
全機現存、という快挙が崩れてしまいました・・・
 
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ロコ1100形1101号機
今の阪和線を作った、阪和電気鉄道の車両です。
これの他に現存している阪和電気鉄道の車両は、三峰口のED38形1号機(元ロコ1000形1001号機)ぐらいしか無く、とても貴重な存在です。
これも解体対象なのでしょうね・・・どうにかして残せないものか。。。
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車番
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反対側
適当に補正したので若干変な色になっています(^_^;)
JRホームより撮影です。
あとで気づいたことですが、手前の通路は業務用ではなくエレベーターに向かう通路だったようで、一般人も行けたみたいですね。あの時気づいていれば。。。( ノД`)
 
※2019年3月23日追記※ロコ1101号機は解体のため3月11日に搬出されてしまいました・・・
貴重な阪和電気鉄道の生き残りだけに、非常に残念です・・・
 
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ED31形4号機
一番撮影のし難い位置に居ました。
3号機と比べると塗装のひび割れがすごかったです・・・
ちなみにこちらのED31形もまた、故郷の飯田で保存するという計画があるそうで3、4号機どちらかは分かりませんが保存される希望は持てそうです・・・! (参考)
 
※2019年3月23日追記※4号機についてクラウドファンディングで資金を募り保存する、というプロジェクトが動いていることが判明しました。(参考
これにより3、4号機どちらも保存される可能性が出てきました。
 
※2020年1月5日追記※クラウドファンディングがめでたく達成され、12月15日に保存先へ搬出されました。
とりあえず一安心ですね。
 
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車番
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反対側
JRホームからの撮影です。
 
ここで作者は思いました。
500系501号が居ないではないかと。
既に解体された・・・?などと思いつつ画像をよく見てみたら居ました。
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この画像の奥の方・・・
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500系501号
奥の方に押し込められていました。
運転台に付けられた目がインパクト大ですね。
近江鉄道の保育園「ほほえみ園」の遊び場として使われていましたが、訪問時は既にお役御免だったようです。
なおこちらの車両は1月15日に解体場へと搬出されてしまいました・・・
 
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車輪
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近江鉄道ミュージアムの建物
ちょうど解体が始まっているところでした。
1月初頭には解体が完了したそうです・・・
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近江鉄道ミュージアム跡の場所はこちら
彦根駅東口よりすぐです。
訪問してから記事を書くまでの間にもいくつかの車両が解体のため搬出されており、なんとも寂しい状況になってきてしまっているようです。
作者は一番良い時期に行ったのでしょうか・・・
 
ここには保存車の他にも面白いものがいくつかありました。
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220形×5
226号を除く全ての車両が留置されていました。
車番は手前から、221号、222号、225号、223号、224号です。
1月15日に222号、1月16日に221号と224号、1月21日に223号と225号が搬出されたようで、ここに写っている220形は全て居なくなってしまいました・・・
 
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西武301系モハ301-3
中間車1両で留置されていました。
パンタグラフが撤去されているところを見ると、部品取り用でしょうね。
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車番
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反対側より
※2019年3月23日追記※驚いたことにモハ301-3も2月15日に搬出されたそうです。
倉庫か部品取りなどどして残しているのだとばかり思っていましたが。。。
 
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220形226
JRホームより撮影です。
こちらは先ほど集められていたものとは違い、事業用として現役です。
他の220形が搬出されてしまった後でも、これだけ残っています。
 
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イメージ 34
チ10形チ11・チ12
レール輸送用の貨車です。
こちらは現役のようです。
終わり