※2023年7月撮影
鳩山ニュータウンの縁にある「トロッコ公園」に軽便鉄道車両があります。
細長い形をした公園をトロッコ路線と見立て、公園南北端の二か所に車両があります。
南端には「銀河ステーション」の名前が付いています。
駒形石灰3.5t機
加藤製作所製のディーゼル機関車です。
葛生の駒形石灰にあった専用線で使用されていた機関車で、軌間は610mmです。
1970年代後半に路線が廃止となり、1980年代にここへ保存されたようです。
駒形石灰の専用線にはもう一つ加藤製の4.8t機があったとのことですが、そちらは現地の駒形石灰で今も保存されています。
解説
運転室
反対側
鉄製トロッコ
こちらも駒形石灰の専用線で使われたもので、石灰石を東武の貨車まで運搬するのに使われていました。
解説
木製トロッコ1
木製トロッコ2
これらは武州中川にあった三峰石灰の専用線で使われていたものとのこと。
解説
平トロッコ1
軌間は508mmで、会津の陶器工場で使われていたものとのこと。
解説板を撮り忘れたのが悔やまれます。
確かに工場内のトロッコでこういうものが使われていることがありますね。
木曽王滝森林鉄道運材台車
お馴染み?王滝営林署で使われていた運材台車です。
首都圏では他にも習志野で見ることが出来ますね。
軌間は762mmです。610mmの駒形石灰と508mmの木製トロッコ3両は同じレールに載っているようですが、ここだけ違う幅のレールになっています。
解説板
反対側
鳩山軽便鉄道(空想)は北に向かって伸びていきます。
森の中を抜け・・・
銀河の丘公園と鳩山ニュータウンの家々が見えてくると・・・
踏切がありました。
別角度
白鳥の停車場
踏切のすぐ先にあります。
どうもこの公園は「銀河鉄道の夜」をモチーフにしているところがあるらしく、駅名も星座に関連したものになっています。
転てつ器
さらに北へ進むと・・・
鷲の停車場
転てつ器
さらに北へ行くと階段を下ります。
その先にもう1ヵ所の保存車両があります。
天の川ステーション
トロッコ公園の北端にあります。
設定としてはここから天へ続いていくという感じだそうです。
同和鉱業蓄電池機関車
昭和44年日本輸送機製、小坂鉱山で使われていたものです。
軌間は610mmです。
解説板
銘板
同和鉱業ロゴ
木製トロッコ3
軌間508mm、亀岡にあった大谷鉱山で使われていたものとのこと。
解説板
平トロッコ2
軌間508mm、こちらも同じく大谷鉱山で使われていたものとのこと。
平トロッコ3
軌間508mmで、こちらは塩尻の製材所で使われていたそうです。
↑これらの保存車の場所はこちら
南端の「銀河ステーション」の場所を載せます。
東上線高坂駅からバスに乗り、「ニュータウン中央」バス停で降りて徒歩10分ほどです。