※2023年8月撮影
芦別と頼城の三井芦別炭鉱を結び、1989年に廃止となった三井芦別鉄道の車両が橋梁と共に保存されています。
芦別川支流の炭山川を渡り、三井芦別駅~緑泉駅間にあった鉄橋でその名も「炭山川橋梁」といいます。
三井芦別鉄道DD501号機
昭和39年富士重工製の自社発注機です。
路線廃止まで使用され、廃止後は鉄橋上で保存されています。
鉄橋上には立ち入れないため、遠目での観察になります。
前面部
かつては冬季になると車庫に収容されていたらしいですが、近年はそのままになっています。
側面
台車
セキ3000形セキ3820
石炭を輸送するのに使われた石炭車です。
現役時の貨物列車はこれが何両も連なったものでしたが、ここでは1両のみの展示になっています。
台車
昭和62年7月に輪西で全般検査が行われた表記も再現されています。
↑この保存車の場所はこちら
「西芦6丁目」バス停が最寄りです。
三井芦別駅駅舎
廃止後も建物は再利用されています。
ホーム
緑泉~頼城間にあった踏切跡
頼成駅跡
駅舎やほとんどの炭鉱施設は撤去されてしまいました。
ロータリーは最近までバスの転回場として使用されていたため、今もくっきり形が残っています。
水明荘
三井芦別炭鉱の独身寮だった建物です。
1956年築で、2009年頃まで使用されていたとのこと。
このほか二坑の坑務所も残っているそうですが、近づけません。