※2022年8月撮影
夕張市石炭博物館
かつて夕張市が作った数多の観光施設群「石炭の歴史村」の数少ない生き残り(失礼)「夕張市石炭博物館」に行ってきました。
立坑櫓
博物館開設当時に操業中だった「北炭夕張新炭鉱」にあったものを模したものです。
当の夕張新炭鉱はガス爆発事故などがきっかけで昭和57年で閉山となっています・・・
炭鉱がメインの博物館ですが、石炭は輸送などの面で鉄道との関係が深く、その展示もありました。
屋外にあった坑外軌道
蓄電池機関車や鉱車が置かれているそうですが、夕張の炭鉱で使われていたものではないそうです。
保線や運行関係の物が多く、車両の部品は少なめです。
ちなみにこの博物館がある「石炭の歴史村」内には、「SL館」という夕張の鉄道に関する博物館もあり、三菱大夕張鉄道4号機や夕張鉄道4号機、ナハニフ51が保存されていますが、夕張市が破綻した時に閉鎖され、通常見学することが出来ません。
木製鉱車
鉄製人車
炭鉱夫が坑道へ出入りする際に乗る物です。
地下展示室
坑道を再現した展示室にも炭鉱で使われていた車両があります。
木製鉱車3両
馬に牽かれていた頃の展示です。
木製鉱車2両
右の車両は鉱車を回して石炭を下す「チップラー」に乗っています。
架空線式電気機関車
坑内で使われたものだそうです。
この他に石炭の歴史村にあった他施設の跡や周辺の観光施設跡も見てきましたが、それらは別館ブログ「凹凸百貨」でその内に載せようと思います。
↑これらの保存車の場所はこちら
石炭博物館すぐ近くに夕鉄バス「夕張市石炭博物館」バス停があります。