5月19日にリニューアルした西武園ゆうえんち。ここに1両保存車が設置されました。
※2021年5月撮影
長崎電軌1050形1051号
元仙台市電モハ100形モハ117です。仙台市電の車両は当ブログ初掲載となります。
都電風の塗装に変更の上、展示されています。
1050形の現存車は他にもあるそうで、仙台に里帰りした物やオーストラリアに渡ったものなど様々です。
横には西武園オリジナルの名前で電停も再現されています。
台車
仙台市電時代は狭軌でしたが、長崎電軌に来る際に標準軌へ改造されましたのでここでもそのまま展示されています。
反対側より
車内にも入ることが出来ます。
車内
長崎電軌時代の経歴書
運転台
銘板
昭和27年製とのことです。
ところで、なぜ仙台市電が西武園ゆうえんちにやってきたのか謎ですよね。
これは恐らく、1051号と同時に引退した700形701号の代わりなのだろうと思われます。
700形701号というのは元々都電杉並線を走っていた都電2000形2018号で、その都電杉並線というのはかつて西武軌道線という西武の路線でした。
そういった縁もあって、西武園に路面電車を置くにあたって701号が検討されたもののアスベストを含むため譲渡が叶わず、代わりに1051号が来た・・・?と推察します。
いずれにせよ、関東で仙台市電が見られるようになったのは面白いことですね。
↑この保存車の場所はこちら
西武園ゆうえんち駅の目の前にあります。
↑1051号と同日に引退し小田原に里帰りした151号はこちら
終わり