※2025年1月撮影
1976年に全廃された仙台市電の保存施設を見てきました。
モハ1形1号
大正15年川崎製、仙台市電開業時に製造された電車です。
昭和40年までに廃車となっています。
廃車後は大町西公園での保存を経て、市電廃止記念で交通局に戻り今に至ります。
説明板
トロリーポール
引退時はビューゲルでしたが復元されています。
足回り
単車なので二軸です。
車内
諸元
マスコン
横断幕
反対側
モハ100形123号
昭和23年新潟鉄工製、モハ80形として製造された仙台市電初のボギー車です。
昭和44年にワンマン化が行われて今のスタイルになっています。
昭和51年の路線廃止で廃車となっています。
説明板
台車
車内
運転台
パンタグラフ
通風器
反対側
100形は廃止後5両が長崎電軌に譲渡されたこともあり、他にも数両現存車があります。(一例・西武園)
モハ400形415号
昭和38年日車製、仙台市電最後の新車です。
都電8000形が基になっているところがあるらしく、車体も似ています。
昭和51年の市電廃止で廃車となっています。
別角度
説明板
400形は直角カルダン駆動と吊りかけ駆動の車両が存在しますが、415号は後者です。
パンタグラフ
紋章と車番
銘板
車内
運転台
反対側
NK71形台車
昭和37年ナニワ工機製の410号に使用されていたという台車です。
こちらは直角カルダン駆動で、動輪が従輪より大きくなっています。
説明板
反対側
溝型レール
駆動装置
モハ100形101号に使用されていたものだそうです。
説明板
マスコン
モハ300形301号の紋章と車番
昭和30年東洋工機製、モハ1形を改造した仙台市電唯一の連接車のものです。
デッキ
保存車の屋根を眺めることが出来ます。
レールはそれなりに新しいものでした。
外にあった輪軸
仙台市地下鉄南北線の終着、富沢駅から徒歩15分ほどです。
南北線の富沢車両基地内に位置しています。
↑公式のホームページ
冬季は開館日が限られるため要注意です。