凹凸プラ陳列館

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三岐鉄道保々駅の有蓋貨車

※2023年5月撮影

三岐鉄道保々駅にある貨車の廃車体を見てきました。

 

ワム700形ワム711

昭和60年に国鉄ワム80000形が三岐へ譲渡されてきたもので、袋詰めセメント輸送に使われていた車両です。

元の番号はワム585173で、昭和43年三菱重工製の二次量産車をビール輸送用に改造した車両になります。

仙台鉄道管理局

名取駅常備

本来ワム80000形の二次量産車には常備駅を書く板はありませんが、本車はビール輸送用に改造されたため付いています。

車体のみのダルマですが、連結器は残っています。

車番

三岐鉄道譲渡後に塗られた塗装はほとんど剥がれ、国鉄時代の表記が見えてきています。

製造銘板

所属会社の銘板はありません。

反対側

 

ワム700形ワム709

国鉄ワム184768とのこと。

ビール輸送用のワムハチを譲受した物はワム711のみで、他は通常の二次量産車が譲渡されています。

昭和44年日立製です。

車番

国鉄時代の表記がなんとなく見えてきています。

検査表記

銘板

連結器

反対側

 

西武701系と元国鉄ワムハチ

 

まだまだあります。

 

 

ワム700形ワム707

国鉄ワム184451とのこと。保々駅にある廃貨車では最も南に位置します。

別角度

検査表記

車番

本来であれば左に「ワム707」、右に「三岐」と書いてあったはずですが、全く見えません。

反対側

 

ワム700形ワム705

国鉄ワム183490です。

車番

連結器

反対側の車番

三岐時代の表記が見えています。

反対側

 

ワム700形より古いワム200形の廃車体もあります。

 

ワム200形ワム230

昭和26年小糸製作所製とのこと。

先述のワム700形に置き換えられて昭和61年頃には廃車となっているようです。

 

ワム200形ワム227

昭和26年若松車輌製とのこと。

こちらと隣のワム228は、先のワム230とは出自がかなり異なり、形状も違うものになっています。

 

ワム200形ワム228

ワム227と同じく昭和26年若松車輌製とのこと。

このワム228とワム227は、元々国鉄向けのワム23000として製造されたものの、完成後の検査で不合格となって三岐に流れてきたもの・・・らしいです。

反対側

確かにワム228の妻面はワム23000そのものです。参考・同車体をもつポム20

屋根が少し見慣れない形をしていますが、国鉄ワム23000の中にもこういった屋根の車両は存在したそうで、検査不合格品が流れてきたというも納得です。

 

ワム700形ワム704

国鉄ワム183330で、一連の廃車体では唯一足回りも残っています。

ワム700形は多くが平成8年で廃車となっていますが、このワム704のみ事故で一足早く平成2年に廃車となったそうです。

車番

国鉄時代の表記らしきものが見えています。

足回りもしっかり確認できました。

 

ワム200形ワム229

昭和56年日ノ出車輌製とのこと。

救援車となっており、除籍はされているものの今も線路上に載っています。

白帯ではなく黄色帯というのが独特です。

車番

土留になった扉

 

C10形コンテナ?

 

現役の電車はまた別の記事にて載せようと思います。

 

Google マップ

保々駅の場所はこちら

 

保存車リスト~近畿編~