(・ω・)/秩父鉄道の終着駅、三峰口に隣接している「秩父鉄道車両公園」。作者も8年前に一度行ったことがあります。
ここには多くの保存車がありますが、近年どれも劣化が著しくなってきていました。
先日、ついにそれらが解体されてしまうことが秩父鉄道から発表されました。
ここで見に行かなければ永遠に見られなくなる・・・ということで急遽行ってきました。
※2019年4月撮影
入り口
作者が訪問した時間はSLが既に発車した後、ということもあってか閑散としていました。
1両ずつ見ていきます。
ワキ800形ワキ824
国鉄のワキ5000形と同型車の有蓋貨車です。
ワキ800形はこれの他にも現存する車体がいくつかあるようで、足回りも残るものもあるようです。
説明板
検査表記と形式
銘板
連結器
台車
足踏み式のブレーキもありますね~
片側の扉が開けられており、車内に入ることが出来ます。
車内
とてもシンプルです。
貨車なので当たり前ですが・・・(^_^;)
吊るされている電球は当時物でしょうか、それとも後付けでしょうか。
反対側より
テキ100形テキ117
有蓋貨車です。
他の鉄道路線では見ない特徴的な形だと思います。
こちらもまた、現存車が他にも多数あるようです。
説明板
車番
自重表記
銘板
台車 塗装の剥げが目立ちます。 こちらも車内に入ることが出来ます。 車内
台車 塗装の剥げが目立ちます。 こちらも車内に入ることが出来ます。 車内
仕切りによって車内が三分割されていました。
仕切りの向こう側
反対側より
スム4000形スム4023
ワムハチなどで見慣れた2軸有蓋貨車です。
倉庫として現存しているスム4000形は他にもいくつかありますが、足回りまで残っているのはここが唯一な気がします。
説明板
車番
「3」の後ろに「6」が薄っすらと見えるのが気になります。
書き間違えでしょうか・・・
なおスム4026は別に現存すると聞いたことがあります。
自重表記 銘板 連結器
車輪 見た感じ2段リンク式のようです。 こちらも車内に入ることが出来ますが・・・ 車内
自重表記 銘板 連結器
車輪 見た感じ2段リンク式のようです。 こちらも車内に入ることが出来ますが・・・ 車内
なんと屋根が抜けてしまっています。
車体は金属製ですが、屋根は木製なんですね・・・
床には無残にも粉々になった木片が散らばります。
シートもかけられていますが、あまり役目を果たしていないようです。
反対側より
シートもかけられていますが、あまり役目を果たしていないようです。
秩父鉄道車両公園にある有蓋貨車で一番損傷が大きいですね・・・
トキ500形トキ502
国鉄のトキ25000形と同型車の無蓋貨車です。
ここに展示されている唯一の無蓋貨車ですね。
他に2両、車籍も持った状態で残っている車両もあるようです。
説明板
車番
検査表記と形式
自重表記銘板
車両上に上がることが出来ます。
車両上
この窪みは何なのでしょう?
反対側より
ヨ10形ヨ15
車掌車です。国鉄の車掌車に見慣れていますと、とても違和感のある形ですね。
ヲキ1形という石灰石を積むホッパ車から改造されたものだそうです。
これ以外に現存するヨ10形は無い様です。
説明板
表記
連結器
台車ボギー車の車掌車というのもそう無いと思います。
尾灯
デッキ
手動ブレーキ
車内
椅子
机
網棚
照明
尾灯の裏
ドアストッパー
床
窓から転車台と100形を望む
床下
荷台?
尾灯
反対側より