※2024年6月訪問
6月1日にあった勝田の日立の工場の一般公開に行ってきました。
送迎に使用されていた日立の自家用バス
工場内には電気機関車が数両保存されており、必要事項を記入すれば撮影も可能でしたが・・・
「「「SNS等への投稿不可」」」
ということでした。
不特定多数が見られる所に写真を載せるな、ということだと思うのでブログ掲載も控えておきます。
・・・
かといって折角行ったのにも関わらず何も記録しないのも勿体ないので、見た保存車両について述べておこうと思います。
水戸日立には全部で4両の保存機関車がありました。
- ED15形1号機
大正15年製、国産初の本線電気機関車です。
東海道本線や中央本線で使用され、昭和35年に廃車となっています。
今年で製造100周年ということで、それを記念するヘッドマークが付いていました。
↑ED15の場所はこちら
この車両のみ、他の機関車とは離れた所に単独で保存されています。
今年の公開では、内部に入ることも出来ました。
- ED78形1号機
昭和43年製、奥羽本線板谷峠越え対策で作られた交流電機です。
民営化前の昭和62年に廃車となっています。
平成27年まで利府の新幹線総合車両センターに保存されていましたが、保存車両が整理される際に現在地へ移設されてきました。
「ようこそ 機関車の故郷へ」と屋根に書かれた展示スペースに入ると真っ先に見えてきます。
今年のイベントでは、「快速 かもしか」のヘッドマークが付いていました。
- EF200形901号機
平成2年製、史上最高の出力を有する電気機関車の試作車です。
901号機は平成28年に廃車となり、製造元の当地にて旧塗装に戻された上で保存されています。
比較的新しい形式の機関車ですが、性能が過剰だったり部品確保が難しくなったりしたため令和元年で全廃されています。
今回は「コンテナ特急 たから号」のヘッドマークが付いていました。
- EF81形10号機後位カットボディ
昭和44年製、富山で使用され平成24年に廃車となった機関車です。
廃車後は、両側の先頭部が3分の1ほどのカットボディとなって保存されています。
後位側はしばらく白馬で保存されていましたが、令和5年に「展示が終了」となって現在地に移設されています。
今回のイベントでは「日本海」のヘッドマークが付いていました。
これらの機関車があるエリアには、他にも展示物があります。
利府の新幹線総合車両センターにかつて保存されていた機関車のうち、日立製で解体されたものは全機銘板が保存されていました。
- L4形貨車加減速装置
昭和53年製、新南陽のヤードで平成8年まで使われていたものです。
カーリターダで減速した貨車を適切な速度に調整し、安全に連結させるための装置だったです。(詳しい説明)
リニアモーターを使用しており、その後のリニア式地下鉄の基にもなったとか。
- 小型地下鉄用リニアモータ台車
「昭和58年に試作された小型地下鉄第1号車両に使用されたもの」と書いてありました。
大阪南港にあった実験線関連でしょうか?
- ED500形式 交直流電気機関車用台車
平成3年製、1両のみ試作された機関車の台車です。
JR貨物で試用された後、平成6年に返却されています。
平成28年頃まで現存していましたが解体され、台車のみが展示されていました。
- 電車用台車
「日本国内在来線電車の標準的な仕様の台車」とのこと。
↑これらの保存車、展示物の場所はこちら
このほか、展示物ではありませんが見られたものも載せておきます。
- C21-8009コンテナ
- 19D-16714コンテナ
- 2軸貨車足回り(無蓋車?)
- V19B形コンテナ(番号不明)
- 19系列コンテナ(形式不明)
写真がほとんどない記事になったので、引込線の廃線跡でも載せておきます。
一部だけ線路が残っていました。
工場内で線路は途切れているようです。
終わり

