(・ω・)/先日のD51 222に引き続き那覇にある保存車です。
恐らく沖縄本島内の保存車はこれで全てだと思います。少ない・・・
※2019年10月撮影
2両の軽便鉄道車両が保存されていました。
大東糖業5号内燃機関車
沖縄本島からはるか東に300kmの所にある南大東島で、サトウキビを運搬する専用線で使われていたディーゼル機関車です。
製造は1967年に国鉄の貨車移動機なども製造していた加藤製作所で、そこが最後に作った機関車だそうです。
「KATO」の文字
言うまでもありませんが鉄道模型の「KATO」とは無関係です。
連結器
全開のエンジンルーム
排熱を良くするためなのか、現役時からこうだったようです。
車番
運転台
メーターなどは全て壊されています。
運転席からの視点
反対側より
展示用のレール
こちらもまた整備があまりされていないようで、埋もれかけている所もありました。
ポイントまであります。
1号蒸気機関車
1913年ドイツ製、予讃線の前身である両備鉄道から来た機関車で、南大東島に最初に来た機関車でもあるそうです。
ここに保存される前に腐食によって上回りが破棄されたらしく、一見貨車のような外観になっています。
動輪
連結器
反対側より
腐食とはいえ、やはり上回りは残して頂きたかったところですね。
説明板
これらが置かれている場所がかつて沖縄県営鉄道の線路があったところだそうで、内容もそれ関係がメインになっています。
ちなみに沖縄県営鉄道の車両の中には完全に破壊されずに残ったものも一応あったようですが、結局占領期に解体されたようで現存しません。残念。
展示車両に関する説明板
全て寄贈とのこと。
ちなみにこれらの車両の故郷、南大東島にも同じくサトウキビ列車の保存車がいくつかあるようで、いつかは見てみたいものです。
↑この保存車の場所はこちら
壺川駅より徒歩5分ほどです。
与儀公園のD51ともあまり離れていませんので、合わせて行くのがおすすめです。
終わり