ここにはいくつか保存車が存在します。
※2020年2月撮影
まずは左に少し写る「SLキューロク館」から行きます。
ヨ8000形ヨ8614
こちらはキューロク館に保存される前から真岡駅構内で展示されていたそうです。
説明板
車番
ここに「ヨ8016」と書いてあるのにも関わらず、なぜ「ヨ8614」と書いたかと言いますと・・・
「ヨ8614」という刻印が確認できました。
さらに車内にも「ヨ8614」と書いてあるそうなのでそれで間違いないですね。
どこで車番を間違えたのでしょう?
ちなみに実際のヨ8016は恐らく現存しません。
銘板
製造年から見ても「ヨ8614」で間違いなさそうです。
(参考:ヨ8016より後に製造されたはずのヨ8043の製造年が昭和50年)
反対側
こちら側の尾灯は無くなっています。
一畑電鉄ト1形ト60
伏木ヤードに兄弟のト61が保管されています。
元々はト61とセットで販売されていたようですが、いつしかバラされてト60のみここへ来たようです。
説明板
車番
銘板
説明板では昭和15年、銘板では昭和9年となっていますがこれは如何に。
走り装置
シュー式です。
反対側
蒲原鉄道ワ11形ワ12
1999年に廃止になった蒲原鉄道の車両です。
有田鉄道金屋口駅跡で修復を受けた後ここへ来たようです。
説明板
車番と社章
走り装置
こちらもシュー式です。
反対側より
水島臨海鉄道ワフ15形ワフ16
明治43年製と、地味にキューロク館に保存されている車両の中では最も古いものです。
とはいえ木造だった物を昭和になってから鋼体化しているようですが。
末期は水島臨海鉄道に居たそうです。
説明板
車番
走り装置
シュー式です。
反対側より
キハ20系キハ20 247
勿論車籍はありませんが、一応本線と繋がった線路上で保存されています。
末期は真岡鉄道転換前の真岡線を走っていたという地元の車両です。
説明板
車番
台車
モオカ14-5とご対面
反対側より
DE10形1014号機
ここへ来る前は大阪貨物ターミナルで入換機として使われていたそうです。
SL列車の補機で使われている同1535号機の部品取りとして2011年に真岡へ来たようです。
部品取りとはいえ保存車と同じように扱われているのが良いですね。
車番
台車
反対側より
「線路一時使用停止」の文字
税金対策・・・でしょうか。
保線車
こちらは現役です。
D51形146号機
元は静岡市で保存されていた物が撤去されることになり、2015年に真岡へやってきたそうです。
空気式で動態保存されています。
この日はその運転日だったようで、前に近づくことは出来ませんでした。
説明板
反対側より
走行する様子は時間の都合で見られませんでした。
スハフ44形スハフ44 25
こちらは後に載せる9600形と共に屋内で保存されています。
ここへ来る前は、ポッポの丘に居るDE10形30号機と共に「船の科学館」青函連絡船羊蹄丸で保存されていた物です。
説明板
車番
台車
車内に入ることが出来ました。
車内
反対側より
9600形49671号機
「SLキューロク館」の名前の元にもなった主です。
ここへ来る前は同じく真岡市の井頭公園で保存されていた物です。
空気式で動態保存されており、本来この日は49671号機の運転日でしたが機器が不調だった様で代わりにD51が運転された形になります。
説明板
動輪
銘板
機関室
空気式とは言え稼働状態にある機関車なので機器に触ることは出来ませんでした。
反対側より
ヨ8000形ヨ8593
SLキューロク館から伸びている線路の末端部に置かれていました。
伏木ヤードを経て2013年にここへ来たそうです。
49671号機が運転される際は、これも連結されて乗車することが出来るのだそうです。
ヨ8614と合わせて2両もヨ8000形が保存されているというのも珍しいですね。
前面拡大
車番
反対側より
真岡駅構内にはもう少し保存車がありますが、そちらは次回。