なんと8年ぶり！！
※2023年9月撮影
横川駅
文化むらに来たならついでに見ておきたいものがあります。
EF63形3号機車輪
昭和38年東芝製の機関車の車輪です。
平成9年9月30日の碓氷峠区間最終列車を19号機と共に務めた機関車でもあります。
廃車後解体され、車輪のみが残されています。
説明板
展示物ではありませんが、駅舎の前にこれまた面白いものがあります。
ラックレール
碓氷峠区間がアプト式だった頃に使われていたであろうラックレールが、なんと排水溝の蓋として再利用されています。
他にも高崎鉄道管理局の域内には所々あるらしいです。
歯車と噛み合って削れた跡が残ります。
横川駅旧4番線から文化むらに続く線路
文化むら入園～
GA-100形 製造番号007
平成7年三菱重工製、新幹線の線路保守作業後に確認をする車両です。
交通建設所属だった車両で、0852という番号が付いています。
説明板
銘板
反対側
189系クハ189-506
昭和50年川崎重工製、長野所属のN105編成上野側先頭車だった車両です。
碓氷峠ではEF63と協調運転をする「特急あさま」で使われ、平成11年に廃車となっています。
碓氷峠を通過する最後の特急あさま37号で使用された車両でもあるとのこと。
廃車時はあさま色だったようですが、国鉄色に復元されています。
説明板
夏季限定で東京～中軽井沢に運行された特急「そよかぜ」仕様になっていました。
国鉄ロゴ
側面方向幕
車内も入れました。
車内
反対側
アプト式軌条
説明板
ヨ3500形ヨ3961
本州のヨ3500形は大半が2段リンクのヨ5000形に改造されましたが、碓氷峠では2段リンクだと座屈が生じるために1段リンクのヨ3500形が使用されていたとのこと。
昭和59年に碓氷峠の貨物は廃止されましたが、この車両は後述のED42を動態保存するにあたって控車として使われたため今も碓氷峠に残っています。
足回り
確かに1段リンクです。
表記
信号炎管
デッキ
車内には入れなくなっていました。
ちなみに車内は、ED42動態保存の際に抵抗器が載せられた関係で現役当時の設備はほぼ撤去されています。
反対側
EF63形10号機
昭和38年三菱製、お馴染み碓氷峠の補機です。
碓氷峠廃止で役目を終え、平成10年に廃車となってここに保存されています。
さすがは碓氷峠で、文化むらだけで1・10・11・12・18・24・25号機の計7両ものEF63形が保存されています。
別角度
クハ189-506と同じく「そよかぜ」を出していました。
銘板
運転席
ジャンパ栓
反対側
碓氷峠を越える列車はこちら側に付きます。
EF62形54号機
昭和44年東洋電機・汽車會社製、EF62形のラストナンバーです。
EF63形と協調運転が出来る電気機関車で、碓氷峠区間を越える列車で使われていました。
銘板
運転席
反対側
EF63形18号機
昭和42年川崎製の機関車です。
登場時の茶色に戻されて保存されています。
前面部
運転シミュレーターがすぐ横にあって若干撮り辛くなっています。
銘板
反対の後位側は運転シミュレーターになっており、お顔は見えません。
諸元表
実物のカットボディではないようですが、JRで実際に使っていたものだそうです。
トラ45000形部品
なんと無蓋車の側板が部品置きとして再利用されていました。
鉄道工場ならではですね・・・
形式
ED42形1号機
昭和9年日立製、碓氷峠がアプト式の旧線だった時代に使われていた補機です。
EF63の走る新線が開業した昭和38年で廃車となり、以後横川で保存されています。
ED42形は他にもう1両現存しており、2号機が軽井沢にあります。
前面部
上野から信越本線を通って大阪まで走っていた特急白鳥のヘッドマークがついていました。
諸元表
銘板
足回り
歯車
集電靴
反対側
別角度
横川駅展示時代に掲げられていた看板
TMC200B形 製造番号No.221
昭和46年3月に富士重工で製造された保線モーターカーです。
動態保存されており、ED42を屋外展示する際にはこれで動かすそうです。
銘板
反対側
時刻表
展示諸々
その２に続けます。
